オウンドメディアづくりにおいて重要なことってなんでしょうか?
我々が考えるポイントを3つに絞ってお伝えします。
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1.コンセプト
メディアを一言で表現すると何になりますか?
例:
生活の知恵があつまる情報サイト(nanapi)
女性のキレイを応援するサイト(Beauty & Co.)
無料の娯楽サイト(デイリーポータルZ)
どれもメディアとしての確固たるアイデンティティを表現しています。アイデンティティこれが「コンセプト」になります。コンセプトが明確になっていないメディアは例外なく読者は集まりません。
メディアの目的、どんなターゲットに対してどんな情報を届けたいか、を深掘りして考えて行く必要があります。メディア立ち上げにおいて一番重要なポイントです。
・解決したい企業課題
・情報を届けたい相手
・情報発信における自社の強み
・現状保有している社内資産
といった観点を押さえてしっかりとしたメディア戦略を立てていってください。
2.読者目線になる
コンテンツを考えて行く際に必要なのが、読者(ターゲット)がどんな期待を持ってメディアに訪れてくるのか?を考えることです。企業目線で語られても読者の共感を得ることはできないでしょう。ただ商品を紹介するだけの記事なんて正直見てても面白くありませんよね?
想定した読者がどんな悩みを抱えているか、何を知りたいのか、彼らの気持ちになってをよく考えましょう。
一つ注意していただきたいのは、同じ目線で考え発信するだけではただの個人ブログと同じになってしまう危険性があります。コンテンツを発信する上では読者の知りたいことの「ちょっとだけ先」を見せてあげることを意識しましょう。
3.モチベーション
メディアを運営する上でPVやUUが伸びなかったり、ユーザーの反応が目に見えて返ってこなかったりすると、モチベーションが下がってしまうということはあります。根性論だけではメディアを続けていくことはできません。メディアの運営はマラソンのようなもので、持続力がなければ途中で投げ出してしまいます。
周囲からの協力体制もしっかりと築く必要があります。メディアに直接関わっている社員は限られていても、その他の社員、経営者から協力を得ることが会社全体でメディアを盛り上げていくことができ、モチベーションを上げるきっかけにもなっていきます。
ただ、運営の体制がしっかり整って、コンテンツを用意する能力やリソースが存在しても、運営する人間のやる気がなくなってしまえばそれまでです。「モチベーションがあがる・継続できる」というポイントを見つけていきましょう。
最後に
重要なポイントをお伝えしましたが、メディアを運営していると想定していた読者が集まらない、といったことが往々にしてあります。実際に動かしてみないと分からないものもあるので仕方ないことです。
メディアも読者の「いきもの」です。目標を定め、日々モニタリングしながらメディアの状況を把握しつつ、PDCAを回してチューニングをしていくことが重要です。
そして何より、「愛」を持ってメディアを運営する事が大事です。