株式会社シーピーユー

法的観点から見た従業員の健康

近年、従業員が心身ともに健康に働くことは非常に重要視されています。 それは世間的な流れや求職者が感情的に求めているだけではなく、安定した企業の運営のために法的観点からも必要なことです。 しかしながら、そもそも労働基準法は、ブルーカラーを念頭に置いて設立された工場法が元となっており、ホワイトカラーが多い企業にそのまま当てはめることは難しいものです。 その上で多くの企業は賃金システムなど総額人件費でバランスをとってきましたが、ここ数年では若年労働者の過労自殺が問題となり、それを受けて労働者の健康問題として労働基準法を守るような指導が行政より強くなってきています。 企業側も過敏になっている中、よくある疑問をQ&A形式でまとめてみました。

健康と運動に関する調査研究

会社で運動をやっている方はどのぐらいいらっしゃるでしょうか? スポーツジムの会員数は、日本の全人口3%ほどと言われておりますが、社内で定期的に運動をしている方を把握していらっしゃいますか?

会社を元気にする『ウエルネス・ロジック』その1

モチベーションの低下だけでなく、病気の原因にもなるダブルバインド(二重拘束)。もともとは精神医学の研究者、グレゴリー・ベイトソンによる造語です。 本来使われている意味としては、「異次元の相矛盾する二つのメッセージを受け取った者が、行動不能に追い込まれた状態」のことを指し、主に家族関係という抜き差しならぬ関係の中で成立するものとされています。 具体例で説明しますと、例えば「母親が子供に(実際は偽装の)愛を示し子供が近寄って行く」と「母親が身をかわす」というような場面で、「母親の愛」と「母親の身のかわし」の相矛盾する二つのメッセージを受け取った子供は混乱し、どちらのメッセージに反応したら良いのか分からなくなってしまう状況がダブルバインドです。 抜き差しならぬ関係、という点では、仕事における上司や顧客という関係に非常に似ていると感じます。

健康経営スタート前の実態調査とその重要性

組織の現状、正しく把握されていらっしゃいますか? 企業が健康経営をスタートし、「より高い生産性、より高い価値創造性」を持った組織に生まれ変わる為に、当社では最初に「社内アンケート調査」を活用することをおススメしています。 社内アンケート調査は、客観的に組織の状態を認識できる有効な方法です。様々な書籍が、組織課題に対して指摘や提言などを出していますが、実態が明確に分かることにより組織内で「何か行動を起こしたほうが良い」と自らが自覚することが変革への第一歩となります。 経営層にとっても、通常なかなか見えにくい社内の実態を把握する絶好の機会となりますので、このコラムをお読みいただき、是非とも実態調査を実施していただきたいと思います。

クリティカルシンキング – その1 「思い込み」

クリティカルシンキングを日本語に直訳すれば、批判的思考法ということになるでしょう。批判というと否定的なイメージがありますが、正しい意味としては、ある事象について前提や思い込みを排除して判断することを言います。 以前のコラムでも簡単にクリティカルシンキングに触れましたが、心理的な側面から見てもやはりなかなか実践は難しいものですので、しばらく重要なポイントごとにクリティカルシンキングについて書いていこうと思います。

ブラック企業って何だろう

最近よく話題になる「ブラック企業」という言葉。いま現在働いている人だけでなく、これから就職していく学生も気になっていることでしょう。 企業としても、巷では”ブラック企業の見分け方”や”ブラック企業と思った時の対処法”、”ブラック企業の特徴”などという情報がかなり多く出ており、以前と比べかなり意識してきているのではないかと感じています。

Will・Can・Mustでキャリアパスの整理~其の弐

3つの輪は全く難しいものではなく、ひと目見ただけで頭に入ってくると思います。それをまずは手元に書いてみる。ここからスタートです。 WillとCanが重なる部分。これがキャリアの方向性。「Will=自分がやりたいこと」「Can=自分ができること」が重なるわけなので、それが最も現実的なキャリアの方向性だと考えることができます。また、「今はできないが、自分が本当にやりたいことはこれ」というケースもあるでしょう。たとえば、「今まで開発を担当していたがマーケティングをやってみたい」など。この場合は、いきなり転職ではなく、今いる企業の中での配置転換によって実現することが現実的かもしれません。そうすると、わざわざ転職しなくても良いという選択肢もありうるわけですね。

Will・Can・Mustでキャリアパスの整理

Will・・・やりたいこと Can・・・できること Must・・・やらなければならないこと とそれぞれ訳される「3つの輪」のことをご存じでしょうか? 就職・転職活動を始めるにあたり、自分のキャリアを整理しなおす作業は欠かせません。このプロセスを省いてしまうと、何を成すために就職しようとしているのか、曖昧なままで有意義な活動ができない可能性があるからです。

営業マンがサボる理由

稀に、でもないかもしれませんが、真昼間に喫茶店でボーっとしているビジネスマンを見かけることがあります。一人で作戦会議をしているかもしれませんが、大抵の場合はサボっているのでしょう。ですが、実は彼らが積極的にサボっているケースは極めて少ないのです。例えば、目の前に1億円の商談がほぼ決まりそうな状態で転がっていたとしたら、それを黙って見過ごすビジネスマンはほとんどいないのではないでしょうか。根本的に無気力で仕事をしたくない人というのはほとんどいないと思います。 ではなぜ部下が昼間から取引先でなく喫茶店に突入してしまうのか、マネージャーはその理由を真摯に考えなければなりません。 [clearfix]

内定通知と内定承諾の駆け引きはやめよう!

2018卒の新卒選考が表向きには3月1日に解禁となり間もなく2か月。リクルートスーツの就活生を街中で毎日のように見かけます。GW前後が就活の第3のヤマです。ちなみに第1のヤマは2016年末(3年生の年末)、第2のヤマが3月末(3年生修了)、そして第3のヤマが4年生のGW。新4年生やM2年生は、このタイミングで志望先から内定が提示されれば、少しは一息ついて安心できますね。